S MODEL WORKS[エス・モデルワークス] プラモデル/ガレージキット/鉄道模型 委託制作と模型教室
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[獅子目貫] レプリカ

福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館様(国重要文化財「獅子目貫(ししめぬき)」を所蔵)の監修を頂き商品としました。最新の技術と職人の技で制作された、細かな彫り具合やきらびやかさを忠実に再現した、リアルな造形をお楽しみください。

獅子目貫
福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館

福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館

一乗谷朝倉氏遺跡は、戦国大名朝倉氏が築いた城下町全体の跡が良好に残り、278haという広大な範囲が国の特別史跡として指定された、日本最大の中世都市遺跡です。50年以上続けられている発掘調査によって、戦国時代の繁栄の様子や人々のくらしぶりをうかがわせる膨大な資料が出土しています。

一乗谷朝倉氏遺跡博物館は、こうした遺跡の価値や魅力を楽しみながら学べる博物館としてオープンしました。

目玉展示として「朝倉館原寸再現」「城下町ジオラマ」「遺構展示室」を新たに設けるとともに、国指定重要文化財を含む数多くの出土資料を臨場感あふれる映像などとあわせて、わかりやすく展示しています。

獅子目貫

獅子目貫

目貫とは、刀身を柄に固定する目釘を隠す飾金具で、刀装具の一つ。

福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館で所蔵する「獅子目貫」は、昭和50年(1975) の発掘調査において寺院跡付近から出土しました。

その目貫は、金製の獅子型で、しっかり表現された眼球、1本1本の毛が乱れなく彫られるなど、細密な彫金技術により躍動的に施された優品です。

制作方法

高精度 レプリカ×ハイブリッドモデル
高精度【レプリカ×ハイブリッドモデル】

この模型は、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館が所蔵している実物の目貫から
「レーザー光線による3Dスキャン」を行い、アウトラインを抽出しています。

繊細な彫金の再現は、3Dモデリング(スキャンデータに掘り込み)にて制作。さらに手作業で修正を施し、原型を作りました。

表面には金箔を貼り、実物の輝き・質感に近づけています。

3Dスキャナー、3Dプリンター技術協力i-MARKER様ホームページでも紹介されています。

制作工程

実物

金製 幅3☓高さ1.5cm

(国重要文化財の為、触る事も出来ません)

3Dスキャン

非接触型3Dスキャナーを用いて、重要な文化財をスキャン。

レーザー光線が反射彫金部分のスキャンは不可能、表面のみを抽出。

トレース

実物画像をベースにして、1本1本彫金部分を、形状の違いまで正確にトレース。

3Dモデリング

3Dスキャンデータにトレースデータを乗せる。立体形状に合わせて、細部の位置・形を修正。

3Dモデリング完成

3Dプリント⇔3Dモデリングの修正を繰り返し、目視で実物に近い形状に寄せる。

3Dプリント

修正完了した最終版の3Dプリント。これが原型の元となる。(複数プリントする)

表面処理

3Dプリント時の積層痕やその他の表面処理。金箔張りを前提とした、量産用原型としての仕上げの為のコーティング。

金箔貼り

箔押師による金箔張り。凹凸や筋彫りが非常に細かく多く有る為、小さいながらも何度も箔を押す必要が有ります。

商品写真

商品写真

商品には金箔貼り(箔押し)を施し、質感までも限りなく近づけた目貫を、展示風にケースに納め仕上げました。

台座カラーは、「朝倉氏の旗の藤色」と、「鮮やかな赤」・「落ち着きの有る黒」の3色のバリエーションが有ります。

商品は「展示品仕様」 「高級感」「長期保存」として仕上げている為、高い透明度と機密性で、綺麗に魅せることができるディスプレイ・ケースを採用しました。

目貫本体

サイズ
W30mm×D16mm×H5.4mm
重量
約2g
素材
ウレタン樹脂製
仕上げ
金箔張り

商品全体

サイズ
W65mm×H65mm×D65mm
重量
約81g

商品価格

価格
4,400円 (税込)
  • 寸法には誤差があります。
  • 色味、風合いには個体差があります。
  • この商品は観賞用です、ケースや台座から取り外してのご使用は推奨しません。